78期 20代前半 Fさん　企業系法律事務所の就職活動体験レポート

事務所HP、その他求人情報サイト

単に企業系という情報だけでなく、どういった種類の企業を相手に業務を行っているかも大切であると考えた。例えば、企業系といいつつも渉外業務を中心に海外の企業を相手にする法律事務所と、銀行など金融系の企業・組織を主たるクライアントにする事務所とでは求める人材が全く異なる。

参加した

ロースクール1年目の夏

・応募した数

3～5所

・併願先

個人をクライアントとする案件を中心に扱う法律事務所（民事系法律事務所）

法人・個人両方をクライアントとする案件を幅広く扱う法律事務所

基本的に企業系の事務所は多くの所属弁護士を抱えており、それぞれの弁護士が異なる働き方をするため、多種多様な仕事への取り組み方が学べるほか、M＆Aの案件などでは非常に金額の大きな取引が行われ、経済に大きな影響を与えうる案件に携われることにも魅力を感じたから。
基本的に自分の法律家としての素質を磨くことのできる事務所を最初のキャリアとしたいと考えていたため、多くの弁護士の働き方を学べるというのは重要な点であった。

自己紹介、志望動機、弁護士を目指した理由、学生時代に頑張ったこと、長所・短所

1～2所

法人・個人両方をクライアントとする案件を幅広く扱う法律事務所

インターンや個別訪問などの活動を通して、最も自分に合った雰囲気の事務所であると感じたため。
この先何十年と一緒に仕事をしていく関係になるので、弁護士たちが作る事務所の雰囲気は重要であると感じる。
また、この人の仕事を近くで見たい・学びたいと感じた弁護士が多かったことも理由である。

面接において、どんなことがしたい？と聞かれ、労働関係を希望する旨を伝えると、うちは使用者側だが大丈夫か、使用者側の労働法務に対するイメージはあるか、という念押しをされたが、正直使用者側の労働法実務へのイメージは全くなかったので困った。
企業法務系法律事務所は、その名の通り企業をクライアントとすることが多いため、相応のイメージを持っておき、ある程度会話ができるようにしておく必要がある。

就職活動においては、いわゆる大手であればよいという考えもあると思いますが、事務所によってカラーは全く違いますから、自分の感覚に合った事務所を選ぶのが一番かと思います。