転職事例│弁護士1年目、「早期離職」への不安を越えて。業務・年収・働き方を見直した20代の選択
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弁護士1年目、「事務所との相性」に悩んでいた
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「早期離職か、現職に残るか」で数か月悩み、自分で決めた
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複数の事務所を比較し、納得して入所を決断
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この事例から言えること
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まとめ:早期離職を恐れすぎず、自分に合う環境を見極める
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弁護士1年目で「毎日がしんどい」「思っていた仕事と違う」と感じても、この時期に辞めることには抵抗を覚える方が少なくありません。
早期離職はキャリアに響くのでは、まだ今の事務所でやれることがあるのでは——そんな迷いのなかで動けずにいる、という若手の方は少なくないようです。
今回は、弁護士・法務に特化した転職エージェントであるC&Rリーガル・エージェンシー社の支援を通じて、業務内容・働き方・年収のいずれについても希望に近づけることができた、ある20代の弁護士の事例を紹介します。
弁護士1年目で事務所との相性に悩み、転職するかどうかを決めきれずにいた段階から、どのように考えを整理していったのか。一つのケースとして、いま同じような迷いのなかにいる方の参考になれば幸いです。
※本記事は、ご本人の同意を得たうえで、実際の事例をもとに再構成しています。個人が特定されないよう、一部の情報を変更・省略しています。
弁護士1年目、「事務所との相性」に悩んでいた
【ご経歴】
相談に来られたのは、弁護士1年目の20代の方でした。弁護士が数名の小規模な事務所に所属し、年収は600万円ほど。素直で誠実なお人柄が印象的な方でした。
【お悩み】
①事務所との相性
指導役の弁護士との関係がうまくいかず、日々の業務のなかで負担を感じる場面が増えていたといいます。
②働き方の負担
業務量が多く、心身に余裕を持ちにくい状況が続いていました。
③業務範囲の狭さ
今の環境では扱える分野が限られており、民事・刑事の幅広い案件に携わり、できれば企業法務にも経験を広げていきたいという思いがありました。
いずれも、若手のうちに抱えやすい悩みかもしれません。ただ、この方の場合は、「辞めたい」という気持ちの一方で、1年目で辞めればキャリアに傷が残るのではないか、今の事務所でまだ学べることがあるのではないか、という思いも消えませんでした。
「早期離職か、現職に残るか」で数か月悩み、自分で決めた
この方は、相談を始めてすぐに転職活動に動いたわけではありません。最初は転職への意欲が高かったものの、早期離職への不安から、いったんは現職に残る判断をしました。
その後も、当社の担当エージェントと定期的に面談を重ねました。転職を急かすのではなく、いま感じているしんどさ、これからやってみたい分野、数年後にどうなっていたいか——そうした思いを言葉にしてもらいながら、希望やキャリアの方向性を少しずつ整理していきました。
担当エージェントとの数か月のやり取りを経て、この方は自分で考えを固めていきました。
ストレスの多い環境で消耗し続けるより、たとえ早期離職になっても、相性の合う場所で早くから経験を積むほうが、結果的に成長は早いのではないか。やりたい分野に早い時期から携わるほうが、将来のスキルにもつながるのではないか。
たくさん悩んだ結果、たどり着いたのが「早期離職になったとしても、いま動くほうが自分のキャリアにとってよい」という結論でした。大切なのは、この結論を自分で出したという点です。こうして、弁護士1年目の後半に、転職活動を本格的に始めました。
複数の事務所を比較し、納得して入所を決断
転職活動を始めるにあたり、今後の進め方についても、ご本人と担当エージェントで一緒に整理しました。
【エージェントからのご提案】
①複数求人への応募
1か所だけでは職場との相性を見極めにくいため、複数の事務所に応募し、比較しながら検討すること。
②所属弁護士人数を意識
今回の相性の悩みには「小規模で人間関係の選択肢が限られやすい環境」が影響している可能性もあるため、次はある程度の人数がいる事務所も候補に入れることです。
いずれも、ご本人が納得したうえで、転職活動の方針に取り入れています。
そのうえで、これまでの経験を活かしながら、民事・刑事の幅広い案件に携われ、企業法務にも触れられる可能性がある事務所を提案しました。ご本人にも一つひとつ吟味してもらいながら、複数の事務所へ応募を進めました。
【サポートのポイント】
初めての転職だったこともあり、面接対策は基本的なところから丁寧に進めました。名刺は持参すべきか、お礼のメールは送った方がよいかといった素朴な疑問から、想定される質問への答え方まで、一つずつ確認していきました。
あわせて大切にしたのが、最終的な決断はご本人に委ねることです。担当したのは経験豊富なエージェントでした。だからこそ、エージェントの意見をそのまま受け入れるのではなく、ご本人自身に納得して決めてほしいという思いがありました。結論を急がせることなく、自分のキャリアを自分で選んでもらうことを意識して支援しました。
【応募の結果】
書類選考を通過したのは3つの事務所でした。
1つ目は、民事事件を幅広く扱う事務所です。ご本人の関心は高かったものの、結果的にはご縁がありませんでした。
2つ目は、幅広い案件を扱う少人数の事務所です。現年収を上回る条件が提示され、会食での印象もよかったため、ご本人もかなり悩んだようです。ただ、最終的に入所を決めた事務所と比べると規模が小さく、再び人間関係の面で悩む可能性への不安が残ったことから、辞退しました。
そして最終的に選んだのが、20名以上の弁護士が在籍する中規模の総合法律事務所でした。事務所側からは、面接での受け答えに表れた素直さや誠実さに加え、これまでの経験を活かせる点が評価されたようです。
【ご本人にとっての決め手】
1)ボスをはじめとする所属弁護士との相性がよいと感じられたこと
2)ある程度の規模があり、人間関係の悩みが生じた場合にも選択肢を持ちやすいと考えられたこと
3)希望していた業務内容と合っていたこと
4)年収も当初の希望を上回る750万円が提示されたこと
複数の事務所を比較し、面接や会食、オファー面談で条件や働き方についてじっくり話せたことが、納得感を持って転職先を決めることにつながったといいます。
この事例から言えること
この事例からは、主に3つのことが見えてきます。
①早期離職を過度に恐れる必要はない
1年目での転職には不安が伴いますが、やりたい仕事や自分に合う環境が明確になっているのであれば、早い段階で動くことも前向きな選択になり得ます。
②キャリアの決断は、慎重に比較したうえで自分自身が下すことが大切
1つの事務所だけで決めず、複数の選択肢を比べること。周囲やエージェントの意見だけに流されず、自分が実際に感じたことを判断材料にすること。そうした積み重ねが、納得感のある転職につながります。
③迷いが整理できていない段階でも相談できる
漠然とした不安や、今後のキャリアへの迷い、職務経歴書の書き方、どのような求人があるのか知りたいといった段階でも相談できます。転職するかどうかを決める前から、考えていることを言葉にすることで、自分の希望や判断軸が見えてくることもあります。
まとめ:早期離職を恐れすぎず、自分に合う環境を見極める
今回のケースでは、すぐに転職を決めるのではなく、数か月かけて希望や不安を整理し、複数の事務所を比較したうえで、ご本人が納得して転職先を選びました。結果として、業務内容、職場環境、年収のいずれも、希望に近い環境へ進むことができました。
もちろん、誰にとっても転職が最適な選択とはかぎりません。今の場所で経験を積むほうが合う人もいれば、環境を変えたほうが力を発揮できる人もいます。大切なのは「転職すべきか」を急いで結論づけることではなく、自分は何を大事にしたいのか、どんな環境なら前向きに働けるのかを、しっかり見極めていくことです。
求人票だけでは、事務所の雰囲気や弁護士同士の関係性、実際の働き方まではわかりません。担当エージェントに相談し、複数の事務所と話して比較することで、初めて見えてくることもあります。
いまの環境が「しんどい」と感じている方は、転職を決める前の段階でも、一度気持ちを整理してみてはいかがでしょうか。弁護士・法務の転職事情に詳しいエージェントと話すことで、自分ではまだ言葉にできていなかった希望や、転職先を選ぶうえでの判断軸が見えてくることもあります。
弁護士・法務のキャリアに関するご相談は、C&Rリーガル・エージェンシー社へ。転職を決めていない段階でのご相談も受け付けています。
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