業界トピックス

弁護士の転職エージェント、どこも同じ?比較で見るべきは「情報の量と質」

INDEX
  • どこも同じに見える転職エージェント、違いはどこに出るのか

  • 「質の高い情報」は、量があって初めて生まれる

  • C&Rリーガル・エージェンシー社の場合

  • 他社の転職エージェントと併用してもいい

  • 転職を決めていなくても、相談していい

  • まとめ:エージェントは「数」より「情報の量と質」で

すでにいくつかの転職エージェントに登録している弁護士の方の中には、こんな感覚を持つ方もいるかもしれません。
 
「取り扱う求人もサービスも、どこも似たり寄ったり」
「登録数を増やしてみたけれど、いまひとつピンとこない」
 
たしかに、求人の中身やサービスの形だけを見ると、エージェントごとの違いはわかりにくいものです。では、差はどこに出るのか。ひとつの答えが、扱っている「情報の量と質」です。
 
なぜそこに差が出るのか、そして自分にとって本当に役立つエージェントをどう見分ければいいのか。順番に見ていきましょう。

どこも同じに見える転職エージェント、違いはどこに出るのか

最初に、エージェントごとの違いがどこに表れるのかを考えてみましょう。
 
公開されている求人やサービスのメニューは、各社それほど大きくは変わりません。だからこそ、登録先を増やしても「結局どこも同じ」と感じてしまうことがあります。
 
ただ、同じ求人を扱っていても、その求人について「どれだけ深く知っているか」は会社によって差があります。表に見えにくいこの部分こそ、エージェントを選ぶときの判断材料になります。

「質の高い情報」は、量があって初めて生まれる

ここでいう情報の「質」とは何かを、もう少し具体的に見ていきます。
 
質の高い情報は、量と切り離しては語れません。ひとつの事例だけでは、それが「たまたまそうだった」のか、「よくあること」なのかが判断できないからです。
 
多くの事例が積み重なって初めて、共通点や例外、傾向、そして組織の内情やリアルが見えてきます。いろいろな方面から情報が集まることで、ひとつの組織を立体的にとらえられるようになります。
 
一方で、うわべの情報だけでは、その組織の本当の姿までは見えてきません。人事の採用担当者から聞く話だけで求人票をつくると、その先にある法務部門の実際の様子までは伝わりにくいものです。表向きの説明と現場のリアルの両方がそろって、ようやく組織の輪郭がつかめてきます。
 
そして情報の量がそろうと、その「使い方」も変わります。同じ求人でも、なぜ通過しやすいのか、なぜ通過しにくいのかを説明しやすくなります。表面的な面接対策にとどまらず、場合によっては「ここはおすすめしません」と、応募しない判断材料まで示せるようになります。

C&Rリーガル・エージェンシー社の場合

ここからは、ひとつの例として、私たちC&Rリーガル・エージェンシー社の取り組みを紹介します。当社は、2007年に設立し、今期で20期目を迎える、弁護士・法務分野の転職支援を専門にしてきた会社です。

採用側との長期的な関係構築と、偏りの少ないデータ

当社には、これまで法律事務所や企業法務の領域で、多くの内定・入社にかかわってきた蓄積があります。
 
そこで重視しているのが、データの幅です。うまくいった事例だけでなく、書類や面接で見送りになったケース、条件面で折り合わなかったケースも含めて記録しています。成功例だけを見ていると、判断が偏ってしまうからです。
 
また、特定の規模や世代に偏らないことも意識しています。ご相談いただく方は、ロースクール生や司法修習生から、弁護士、法務部員、法律事務職員まで幅広く、クライアントとなる組織も業界や規模を問いません。さらに、採用する企業側と転職を考える方の両方を同じ担当者が受け持つ「両面型」のため、どちらか一方に寄らない情報を持てます。

求人票に載らない「現場の声」――アトーニーズマガジン

もうひとつの特徴が、独自の取材です。私たちは、採用を目的としない業界情報誌「アトーニーズマガジン」を発行しています。
 
これは求人広告ではなく、組織の在り方を取材する雑誌です。どんなメンバーが、どんな想いで、どのように働いているのか。担当エージェントが取材に同席し、代表や部門長の話を直接聞く機会があります。
 
そこで得られるのは、雰囲気や具体的なエピソードなど、求人票には書ききれない情報です。どんな人がその組織になじみやすいか、どんな点が評価されやすいか。現場の声を、その背景まで含めて理解できます。

他社の転職エージェントと併用してもいい

ここで、複数のエージェントを使うことについても触れておきます。
 
エージェントの併用は、まったく問題ありません。複数から情報を集めて裏を取ることは、むしろ合理的な進め方です。実際、他社を利用中の方から「別のエージェントはこう言っているけれど、どう思う?」とご相談いただくことも少なくありません。
 
ただ、併用するときに気をつけたい点もあります。ひとつは、同じ求人に複数のエージェント経由で重複して応募しないこと。採用側が混乱し、印象を損ねてしまうことがあります。もうひとつは、信頼できる担当者をひとり軸に置くことです。情報が多いほど、それを一緒に整理してくれる相手がいるかどうかで、進めやすさが変わってきます。

転職を決めていなくても、相談していい

私たち転職エージェントの使い方として、ひとつお伝えしておきたいことがあります。
 
相談は、転職をするかどうか決めていない段階でもかまいません。すでに他社を利用している方が、セカンドオピニオンとして話を聞きにくる、という使い方もあります。
 
私たちは、長くお付き合いする支援を大切にしています。だからこそ、合わない選択を無理に勧めることはしません。情報を一緒に整理した結果、「今は動かないほうがよい」という結論になることもあります。

まとめ:エージェントは「数」より「情報の量と質」で

転職エージェントは、登録した数の多さで差がつくわけではありません。よく似た求人やサービスの中で本当に見ておきたいのは、その裏にある情報の量と、そこから導かれる質です。
 
複数の転職エージェントを併用する場合も、それぞれが持つ情報の厚みを見比べることが大切です。求人票だけではわからない部分まで相談できる相手が見つかれば、転職の判断はしやすくなります。
 
弁護士転職.jpを運営するC&Rリーガル・エージェンシー社には、弁護士・法務分野に詳しい担当エージェントが在籍しており、まずはお話を伺うところから、今後のキャリアについて一緒に考えます。今は他社を利用中でも、転職を決める前でも、お気軽にご相談ください。

中澤 泉(弁護士)

弁護士事務所にて債務整理、交通事故、離婚、相続といった幅広い分野の案件を担当した後、メーカーの法務部で企業法務の経験を積んでまいりました。その後フリーランスのライターとして活動を経て、現在は合同会社ことりうみにて法律分野を中心にライター・編集者として活動するとともに、弁護士としても企業法務に携わっています。

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