就職活動体験レポート
78期 20代前半 Hさん 民事系法律事務所の就職活動体験レポート
- INDEX
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プロフィール
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就職活動について
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面接について
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就職先について
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困ったことや、工夫したこと
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後輩になる方々へ
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プロフィール
年代:20代前半/性別:男性
就職活動について
■民事系事務所の就職活動ではどこから情報を得ましたか?
事務所HP、その他の求人情報サイト、大学・大学院
■いつ頃から具体的に就職活動を始めましたか?
ロースクール既習2年の夏以降
■民事系事務所への就職活動で、応募した数を教えてください
3~5所
■併願した法律事務所、企業等について教えてください
法人をクライアントとする事件を中心に対応する法律事務所(企業系事務所)
法人・個人両方をクライアントとする案件を幅広く扱う法律事務所
■民事系事務所に応募した理由を教えてください
依頼者の生活に直結する法的問題に対し、直接顔を合わせ、信頼関係を築きながら解決に導くことに魅力を感じ、いわゆる町弁を志望しました。紛争から一番近い場所に立ち、依頼者の不安や悩みに寄り添いながら仕事をすることで、人の役に立っているという実感を持って仕事に臨めるのではないかと考えています。
企業法務とは異なり、直接のお客さんの顔が見える場で、法律の専門家としての役割を果たしたいと考えました。
面接について
■民事系事務所の面接では、どのような質問がありましたか?
自己紹介、志望理由、弁護士を目指した理由、学生時代のこと、長所・短所、趣味・特技、キャリアプラン、他の選考状況、これまでの経験(職務経歴等)、司法試験や受験勉強関連、携わりたい案件、逆質問(面接官に質問する)
就職先について
■最初に内定を獲得した時期と、内定を応諾した時期について教えてください
共に司法試験受験後(8月頃)のタイミングです。
■内定を獲得した法律事務所数を教えてください
1~2所
■最終的に内定を応諾した法律事務所・企業と、内定を応諾した理由も教えてください
法人・個人両方をクライアントとする案件を幅広く扱う法律事務所
●内定を応諾した理由
法人・個人双方を対象に幅広い案件を扱うことで、多様な業務分野に挑戦できる環境に魅力を感じ、内定を応諾しました。幅広い実務経験を積む中で、自らの適性や関心を見極め、将来的に専門性を深める分野を選択できると考えました。
■民事系事務所を選ばなかった理由を教えてください
民事系事務所では、所内の弁護士との相性や事務所の空気感が重要と感じていましたが、実際に話してみる中で、考え方や雰囲気に自分との違いを感じる場面があり、自分が馴染めるか不安が生じました。また、収入面でも他の進路に比べて劣る部分があり、将来設計を考えた結果、別の進路を選択しました。
困ったことや、工夫したこと
■民事系事務所への就職活動で、苦労したことや知りたかった情報を教えてください
民事系事務所の就職活動では、情報収集に最も苦労しました。大手事務所に比べて公開情報が少なく、ホームページ上でも採用情報や説明会の告知がほとんど見つからない事務所も多くありました。特に町弁事務所では、人とのつながりや紹介によって情報が得られる場合も多く、そうした関係がない段階では就活の入口に立つこと自体が難しく感じました。説明会や応募機会の情報が整理・公開されることが望ましいと思います。
■民事系事務所への就職活動で、工夫したところを教えてください
民事系事務所では、人数が少ないこともあり、内部の人との相性が重視されることが多いため、できるだけ懇親会や事務所訪問の機会には参加をし、直接コミュニケーションを取るよう心がけました。人とのつながりが重要視されるからこそ、実際に顔を合わせ、事務所の雰囲気や考え方を肌で感じ取ることを重視しました。
後輩になる方々へ
■後輩になる方々に就職活動におけるアドバイスをお願いします
就職活動では、とにかく自分らしさを大切にして臨むことが重要だと思います。取り繕っても、最終的には事務所との相性が問われますし、合わなければご縁がなかったと割り切ることも必要です。無理に自分を作り込まず、自然体で向き合うことが、結果的に良い就活につながると思います。
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