修習体験レポート

78期 Sさんの修習体験レポート ~導入修習編~

INDEX
  • プロフィール

  • 導入修習の授業について

  • 全体の感想・得られたもの

  • 悩んだことや、苦労したこと

  • これから修習生になる方へ

プロフィール

年代:20代 性別:男性

司法試験受験回数:1回

導入修習の授業について

■導入修習の各授業の中で、一番印象に残った、または役立つと感じた授業とその内容について教えてください

刑事弁護教官による実演授業が最も印象に残っている。
実演授業においては、教官を被疑者役に見立てて接見の実演をしたり、教官を証人役に見立てて反対尋問の実演をしたりして、逐一教官からのフィードバックを受けることで、刑事弁護に関する実務的な感覚を磨くことができた。接見の実演では、被疑者との信頼関係を築くことの重要性、および刑事手続を深く理解し、それを分かりやすく被疑者に説明することの必要性について学び、反対尋問の実演では、敵性証人を上手くコントロールし、目標となる事項を獲得する方法について学ぶことができた。

全体の感想・得られたもの

■導入修習の全体を通しての感想やそこで得られたものを教えてください

導入修習中の講義の内容は、司法試験対策の法解釈を中心とした学習よりも、事実認定や要件事実、執行・保全といった実務的なものが中心に据えられており、今までとは違った観点からの学習をすることができる。また、グループワークや実演系の授業も多く、他の修習生と議論をすることもあり、刺激の多い環境であったと感じる。

悩んだことや、苦労したこと

■導入修習中に悩んだことや苦労したことを教えてください

導入修習中の使用教材は、事前に司法研修所から郵送されてくる通称「白表紙」であり、それ以外のテキストを使用することは基本的に想定されていない。そのため、白表紙に慣れなければ、導入修習を乗り切ることは難しい。しかし、私は基本書の丁寧な解説に慣れていたため、初めの頃は白表紙の必要最低限の記載しかないスタイルに慣れることに時間がかかり、苦労した。

これから修習生になる方へ

■これから修習生になる人へのメッセージやアドバイスをお願いします

司法修習は非常に学びの多い期間であるから、たくさん吸収できることがあると感じる。
縮こまらず、色々な機会に顔を出してみるとよい。

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