エージェントが語る!弁護士が転職を成功させる5~大手のエリート弁護士が、インハウスへの転向でワークライフバランスを実現~|弁護士や法務の転職・求人情報なら「弁護士転職.jp」

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エージェントが語る!弁護士が転職を成功させる5~大手のエリート弁護士が、インハウスへの転向でワークライフバランスを実現~

本シリーズでは弁護士が転職を成功させた事例を、転職エージェントへのインタビュー形式でご紹介しています。
今回ご紹介するのは大手・準大手勤務のエリート弁護士がインハウスへ転向し、希望通りの職場環境と「ワークライフバランス」を実現しつつ、年収もあまり下げずにすんだケースです。

1.エリート弁護士がインハウスへの転向を希望した理由

質問者
今回ご紹介いただけるのは経験年数7~10年程度の大手・準大手勤務のエリート弁護士ということですが、そのような方がなぜインハウスへの転職を目指されたのでしょうか?

エージェント
お一人は弁護士経験10年を超えている大手事務所の先生、もう一人は弁護士経験が7年程度の準大手勤務の先生でした。
大手の先生は大学在学中に司法試験に合格、大手渉外事務所に入所してLL.M.を修了し、NY州弁護士資格を保有しておられました。
準大手の先生は法科大学院卒業後、ストレートで100位内の好成績で司法試験に合格した経歴をお持ちで、いずれも「エリート」と呼ばれる階層の方だったと考えています。

お二人とも今の事務所で勤務年数を重ねるにつれて、仕事内容に違和感を持ち始めました。仕事は好きでも「営業」があまり得意ではなかったこと、周囲のパートナーを見ても自分の将来についてイメージを持ちにくかったこと、毎日深夜まで働き続ける環境ではワークライフバランスを実現できそうにないことなどを考えると、このまま大手事務所に在籍し続けることに疑問を感じるようになってきたのです。

また両名とも企業への出向経験があり、事務所よりも組織内で働くことに適性を感じていました。

さらにお2人とも奥様がキャリア志向(お一人は奥さまも弁護士)でした。結婚・出産しても仕事を続けて充分な収入があるので、夫の年収が多少減っても問題はなく、むしろ家族との時間を大切にしたいとご夫婦でお話もなさっていたようです。

2.大手の弁護士がインハウスへ転職するポイント

質問者
大手の弁護士がインハウスへ転向しようというとき、面接などではどのような点がポイントになったのでしょうか?

エージェント
企業面接において重要なのは、以下の3点と考えています。

面接の3本柱
● なぜその「業界」に関心を持っているのか
● なぜその「企業」に関心を持ったのか
● なぜ企業内で「その仕事」をしたいのか

このように「業界全体」から「個別の企業」、さらに「その中での具体的な業務内容」まで落とし込んでしっかり応えられるように対策をしていくと、スムーズに面接を進めやすくなります。
お二人にもこういったアドバイスを行い、徹底して準備を行いました。

またお二人とも大手や準大手で豊富な経験や知識を得てこられていたので、できるだけそれらを活かせる転職先がないか検討しました。

3.経験を活かした転職先とは?

質問者
大手や準大手出身の弁護士が経験を活かすには、どういった企業があるのでしょうか?

エージェント
お一人はニューヨーク州の弁護士資格も持っているくらいですから英語が堪能で出向経験も豊富でした。そこで英語力が必須である「商社」に入り、主にエネルギー事業に関わる部門の法務担当として採用されました。
準大手の先生は、事務所時代に不動産を非常に得意としておられたので「不動産のデベロッパー企業」に就職しました。先方企業に非常に気に入られて内定が出たのでこの1社しか受けなかった状況です。

4.大手事務所からインハウスへ転向するとき、年収を下げない方法

質問者
大手からインハウスへ転向すると年収は下がりますよね。下げない方法はあるのでしょうか?

エージェント
額面をまったく下げないのは困難です。ただし労働時間が大幅に減ること(残業がない企業も多数です)、年金や健康保険、福利厚生の制度が完備されていること、退職金なども考えれば時給換算したときの給料はむしろ上がるケースも少なくありません。
またこれまでの経験を活かせる企業を探して応募者の「価値」を評価してもらえたら、著しい減収にはつながりにくいです。今回のお二人も、額面額の減少はありましたが1000万円以上の年収を維持できましたし、その他の点でメリットを得られているので、満足されています。

5.インハウスへの転向では、適正の把握や家族の理解が必須

エージェント
今回の先生方は、お2人とも非常に頭が切れる方でご自身の適性をしっかりと見極めておられました。また奥さまとの間でそれぞれの仕事や収入、家庭、子育てについてしっかり話し合っていたことも、スムーズに転職活動を進められた一因となりました。
無駄に転職活動期間を長引かせないためには、こうした「適正の把握」や「家族の理解」が必須と感じています。


~最後に~
大手からワークライフバランスを目指してインハウスへ転向する弁護士の先生も増えていると聞きます。同じような状況の先生方がおられましたら、是非とも参考にしてみて下さい。

インタビュアー

法律ライター 元弁護士

京都大学在学中に司法試験に合格、弁護士登録
勤務弁護士を経て法律事務所を設立、経営
現在は弁護士の実務経験を活かし、多数の法律メディア、法律事務所、弁護士などの法律関係者向けのメディアなどで執筆業を行う。

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