書類選考が通らない?原因と対策は?
- INDEX
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1.書類選考の実情
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2.書類でありがちな失敗と対策
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3.熱意をしっかり伝えましょう
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1.書類選考の実情
書類選考は、転職活動の最初の関門ですが、ここを突破するのはそれほど容易ではありません。特に、エージェントのアドバイスを受けずにご自身の判断のみで転職活動を進めている場合、書類選考の通過率が低くなり、結果的に転職活動期間が長引くというケースも少なからず見られます。
ポテンシャルを評価する新人採用の場合とは異なり、経験者採用の場合、採用側は明確に「こういった人材が欲しい」というイメージを持っています。このため、書類選考では、履歴書や職務経歴書を見て、イメージしている人材といえそうかどうかをある程度判断しています。
また、人事担当者がいる企業の場合はともかく、法律事務所の場合、忙しい実務の合間に面談する時間を取らなければならないことは採用担当弁護士にとっては負担となります。そこで、面接までする価値のある人材だと思えるかどうかは、かなりシビアに判断していると言えるでしょう。
では、書類選考を通過するためには何に気を付ければよいのでしょうか。ありがちな失敗例と対策法を見ていきたいと思います。
2.書類でありがちな失敗と対策
この「自己アピールの失敗」は、つまるところ「志望先の分析不足」にあると考えられます。求人票を丁寧に読むことはもちろんですが、それに加えて、志望先のホームページなどを見て、取り扱い分野や所属弁護士の顔ぶれなどから、「どのような経験を持った弁護士が求められているか」をしっかり分析しておく必要があります。
求められる弁護士像が明確になれば、ご自身の経歴の中でその弁護士像に結びつくものはどれかを洗い出し、アピールしていきます。もし、ご自身の経歴を振り返っても、求められる弁護士像とマッチするものが出てこないのであれば、書類選考通過の可能性は低いと自覚しなければならないでしょう。
もちろん、可能性が低くても応募するという選択肢もあります。ハードルは高いですが、志望動機書や自己PRで熱意や人間性をアピールするなど、視点を変えた攻め方も必要です。また、どうしてもその企業・法律事務所に入りたいのであれば、改めてその方向性での実務経験を積み、数年後に再挑戦するというやり方もあります。
2-1 自己アピールの失敗
この「自己アピールの失敗」は、つまるところ「志望先の分析不足」にあると考えられます。求人票を丁寧に読むことはもちろんですが、それに加えて、志望先のホームページなどを見て、取り扱い分野や所属弁護士の顔ぶれなどから、「どのような経験を持った弁護士が求められているか」をしっかり分析しておく必要があります。
求められる弁護士像が明確になれば、ご自身の経歴の中でその弁護士像に結びつくものはどれかを洗い出し、アピールしていきます。もし、ご自身の経歴を振り返っても、求められる弁護士像とマッチするものが出てこないのであれば、書類選考通過の可能性は低いと自覚しなければならないでしょう。
もちろん、可能性が低くても応募するという選択肢もあります。ハードルは高いですが、志望動機書や自己PRで熱意や人間性をアピールするなど、視点を変えた攻め方も必要です。また、どうしてもその企業・法律事務所に入りたいのであれば、改めてその方向性での実務経験を積み、数年後に再挑戦するというやり方もあります。
2-2 ターゲットが曖昧な志望動機
例えば「家事事件をたくさん扱いたいので、家事専門の貴事務所を希望しました」というだけですと「家事専門の法律事務所は他にもたくさんあるから、他の法律事務所でもいいんじゃない?」と思われてしまいます。なぜ、「その企業」「その法律事務所」でなければダメなのか、というところを明確にすることが必要です。
そのためには、ここでも2-1と同様、企業研究・事務所研究が重要になってきます。同種の企業・法律事務所は多数あれど、やはりそれぞれの企業・法律事務所独自の特徴というものがあるはずです。自分が魅力を感じる「独自の特徴」は何なのか、それがどうして魅力的だと考えるのか、というところを熱くアピールしていきましょう。
このように1つ1つの志望先を丁寧に分析し、書類上で表現する作業は大変です。多数の企業・法律事務所に同時に応募する場合、どうしても汎用性のある表現をしてしまいがちだと思います。ですが、採用側は「どの志望先にもこういうことを書いているんだろうな」ということは敏感に感じ取りますので、志望動機を書く場合は、力を入れてほしいところです。
法律事務所の勤務弁護士を目指す際の志望動機・転職理由の記載ポイント
2-3 形式面の不備
弁護士という仕事は、特に正確な作業が要求される職種です。契約書チェックを任されたとして、あとあと「すみません、ミスがありました」と謝っても取り返しがつかないことは多々あるでしょう。転職という人生の重要な局面において形式ミスをする人が、日頃の業務をミスなくこなせるとは考えにくいですよね。たかがミスと思うかもしれませんが、されどミス。細かいところまで気を抜かずにしっかりチェックしてください。ミスの発見には、提出前に第三者に読んでもらうことも有効です。
最近では、手書きではなくパソコン入力で提出書類を作成される人も多いですが、漢字の変換ミスには意外と気づきにくいものです。作成してから少し時間をおいて、再度読み直してみるとよいでしょう。また、採用側は提出書類を印刷して目を通すことが多いため、印刷したときにレイアウトが崩れないかどうかも確認しておくことが望ましいです。なお、手書きで作成する場合、修正液や修正テープの使用はご法度です。間違えたら必ず最初から書き直してください。
また、書類自体はパソコンで作成する場合でも、封筒のあて名は手書きで書くという人も多いはずです。手書きの字は、達筆である必要はありませんが、一文字一文字丁寧に書きましょう。社会人経験者の常識として、提出書類だけでなく送付状を添えることもお忘れなく。
弁護士・法務の履歴書および職務経歴書の書き方
3.熱意をしっかり伝えましょう
「可愛いから好きです」だけでは「みんなにそう言ってるんじゃない?」「可愛い子は他にもいるでしょ?」となってしまいそうですよね。表面的なことではなく「あなたのことをちゃんと見ていますよ、わかっていますよ」と伝え、「私と交際するとこんないいことがありますよ」とアピールして、興味を持ってもらうことが大事なはずです。
日々関係を育むことのできる恋愛の場合は、それを直球で伝えることもあれば、さりげなく伝える場合もあるでしょうが、一期一会の転職活動ではチャンスは一度きりです。たった一度のチャンスを確実につかみ取るために、いかに相手に対して本気なのか、自分がどのように貢献できるのか、ということを書面上でしっかり言語化してアピールしてください。
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