企業の現場面接で受かるポイント!弁護士専門の転職エージェントが明かす面接対策
- INDEX
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1. 現場面接で落ちる理由
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2. 現場面接でお悩みの方は転職エージェントにご相談ください
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1. 現場面接で落ちる理由
理由① 実務経験がマッチしていない
採用企業は、とにかく即戦力となる人材を求めていますので、「自分の実務経験は、求める人材にこれだけマッチしている」と積極的にアピールすることが必要です。単に「法務部の在籍経験が長い」とアピールするだけでは、評価されません。企業が求める人材に自分のキャリアを「寄せて」アピールすることが必要です。
例えば、応募条件が「ライセンス交渉や知財関連の契約書の作成経験者」であるときに、「M&Aの実務経験が豊富です。国際的なM&Aも扱った実績があります」とアピールしても、採用の可能性は高まりません。「M&Aの中でも、特にライセンス交渉や知財関連の契約書の作成を担当しています。知財関連の契約書の作成も行っており、メーカーやITを中心に年間10本ほどの契約書を作成しています」というように、自分のキャリアが応募条件にマッチしていることを具体的に説明しましょう。
理由② 応募書類を説明できない
特に、実務経験が長い人は注意が必要です。職務経歴書がA4用紙2〜3枚程度になると、「書類の中でどのような実務経験をアピールしたか」を忘れがちになってしまいます。面接の前に、必ず職務経歴書を読み返しておきましょう。職務経歴書の中に具体的な数値を記載した場合は、その数値を正確に覚えておきましょう。例えば、「契約書のレビューは月に20件、そのうち5件ほどは英文契約書である」という記載をしたのであれば、面接の場でも矛盾の無いように回答しましょう。
理由③ 事例問題で焦ってしまう
答えが分からない場合でも、焦る必要はありません。「〇〇法の問題だと思いますが、具体的な条文は分かりません」というように、自分の分かる範囲で落ち着いて答えましょう。面接官は、「正確に答えることができるか」を見ているのではなく、「どのように説明するか」を見ています。答えが分からなくても、冷静さを保って回答しましょう。
理由④ ネガティブな発言が多い
特に、転職理由を説明するときには注意が必要です。多かれ少なかれ、転職を考える理由はネガティブなものかと思います。面接官としても、現職に何の不満も無いのに転職活動をする人がいないということは理解しています。しかし、その不満をそのまま言葉にして伝えてしまうと、「この人はうちの会社に入っても文句ばかり言うのではないか、そしてすぐに辞めてしまうのではないか」と思われてしまいます。
面接の練習をする際には、「自分が一緒に働きたいと思えるか」という視点で、自分の発言をチェックしてみましょう。不満ばかり言っている人の隣では、気持ちよく働くことはできません。「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるように、前向きな発言を心がけましょう。
2. 現場面接でお悩みの方は転職エージェントにご相談ください
どのような練習をすればよいのか分からないという方は、転職エージェントに相談しましょう。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社では、弁護士業界に特化した専任エージェントとして、国内外を含む数多くの企業の案件を取り扱っています。面接対策のサポートも行っていますので、どうぞ安心してご相談ください。
ご自宅でお一人で面接の練習することも大切ですが、鏡に向かって練習するだけでは、問題点や癖など、自分で気がつく事が難しい場合があります。面接は人による評価ですので、第三者のアドバイスを仰ぐことは重要です。転職エージェントに相談すれば、ご自身では気づかなかった問題点が見つかるかもしれません。問題点を改善して次につなげるためにも、現場面接に通らないことでお悩みの方は、一度法務転職エージェントにご相談してみてはいかがでしょうか。
記事提供ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引などのビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。