弁護士の仕事は楽しい?弁護士の魅力と大変さを紹介
- INDEX
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1.弁護士の仕事の楽しさとは?
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2. 弁護士の仕事の大変さとは?
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3.弁護士の仕事を楽しむことができない人の選択肢
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4.まとめ
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1.弁護士の仕事の楽しさとは?
①人と深く関わることができる
いずれの相談も、会社や個人にとって非常に重要な問題です。ときには、将来を左右するほどの深刻な問題です。相談者の悩みを共有して寄り添うことで、表面的な付き合いではなく、真剣な付き合いをすることができます。相談者と深く関わることにより、人間の心理や人生の深淵に触れることができます。
②個人プレーで仕事ができる
また、弁護士は司法修習期によって先輩・後輩の関係が決まるのですが、サラリーマンのような上司・部下という関係ではなく、お互いが一人の弁護士として尊重しあいます。このため、後輩だからといって先輩からの指示に無条件に従わなければいけないということはありません。
このように、弁護士は個人プレーで仕事ができるため、周囲のことを気にせず、マイペースで仕事に取り組むことができます。自分が集中したいときに仕事に専念し、自分の好きなスケジュールで仕事をこなすことができます。
③法律のロジックでトラブルを解決できる
2. 弁護士の仕事の大変さとは?
①コミュニケーションが上手くいかないことがある
弁護士は、相談者との二人三脚で法的問題を解決しなければいけないため、相談者との信頼関係は不可欠です。このため、相談者と方針が合わない場合や、相談者から信頼してもらえないことは、弁護士にとってストレスの一つとなります。
②忙しい
日本経済団体連合会が発表した労働時間等実態調査によると、2020年の一般労働者の年間平均労働時間は2,000時間であり、一週間の平均労働時間は38.35時間です。これに対して、日本弁護士会が発表した弁護士白書によると、弁護士の一週間の平均労働時間は「41〜50時間」という回答が約28%、「51〜60時間」が約24%です。週60時間以上と回答した割合は、約17%にのぼります。
つまり、平均的な一般労働者に比べると弁護士の労働時間は長く、弁護士の業務は多忙であるといえます。このため、仕事が忙しいためにワークライフバランスが取れなくなり、仕事を楽しむことができなくなる人もいます。
【弁護士白書2018年版】近年の弁護士の実勢について
【日本経済団体連合会】労働時間等実態調査
3.弁護士の仕事を楽しむことができない人の選択肢
弁護士の仕事を楽しむことができない人は、まずはその原因を考えてみましょう。自分が抱えている案件に興味をもつことができず、そのために仕事を楽しむことができない人は、担当分野を変更してもらうようにパートナーやボスにお願いしてみましょう。クライアントとの関係にストレスがあることが原因で仕事を楽しむことができない人は、クライアントとの向き合い方を改善しましょう。例えば、同じ法律事務所の弁護士にお願いして共同で担当してもらうという方法があります。
忙しすぎることが原因で仕事を楽しむことができない人や、今の法律事務所では自分がやりたい分野の仕事を担当することができない人は、転職をして働き方を変えることが選択肢の一つです。同じ法律事務所の弁護士や事務員さんとの人間関係に悩んでいる人も、転職によって職場環境を変えることを考えてみましょう。
転職を選択肢の一つとしてお考えの方は、転職エージェントにご相談することがお勧めです。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社でも、弁護士の仕事を楽しむことができないというご相談や、ワークライフバランスを実現するために転職をしたいというご相談を受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
4.まとめ
記事提供ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。