エージェントが語る!弁護士が転職を成功させるポイント7~転職回数が多いケースの実情と工夫~|弁護士や法務の転職・求人情報なら「弁護士転職.jp」

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エージェントが語る!弁護士が転職を成功させるポイント7~転職回数が多いケースの実情と工夫~

弁護士も転職回数が増えると、インハウスでも法律事務所でも評価が下がって内定をもらうのが困難といわれています。

今回は転職回数が多いケースの実情や、そういった状況でも転職を成功させるための工夫ポイントをエージェントにお伺いしてご紹介します。

実際に転職回数が多いと不利になる?

質問者
弁護士の過去の転職回数が多いと、現実に法律事務所でもインハウスでも不利になるのでしょうか?インハウスと法律事務所のどちらかでは、よりネガティブ評価が強くなるなどの違いはありますか?

エージェント
どちらのケースでも転職回数が多いと不利です。特に日系企業の場合、圧倒的にマイナス評価が強くなってしまいます。インハウスでも外資系の場合にはまだ不利益が小さいと感じます。法律事務所の場合も多くのケースで敬遠されます。

転職回数はどのくらいから「多い」のか?

質問者
弁護士の場合、転職回数が何回目から「多い」と評価されるのでしょうか?

エージェント
年齢や経験年数にもよりますが、経験年数2年目の若手なら「3回目」の転職で「多い」と受け止められる印象です。弁護士10年目で40歳くらいのベテランの方であれば4~5回以上転職していると、多いとみなされる可能性が高くなります。
また求人側から「経験社数3社以上の方は応募NG」と制限されるケースもあります。年齢的には45歳以上になっていると書類選考に通過しないケースをよくお見かけします。

転職回数が多い場合にも内定をもらうためにできる工夫は?

質問者
転職回数が多い弁護士でも転職できるのでしょうか?少しでも転職しやすくするためにできる工夫はありますか?

エージェント
重要なのは履歴書や職務経歴書などの書面作成方法と面接対策です。
履歴書には詐称をせず正直に書く必要がありますが、職歴が多いのが目立たないように可能な限りコンパクトにまとめるようアドバイスしています。また応募先の企業や事務所の取扱い業務に関係のある経歴やスキルを強調し、関係のないものは極力省いていく工夫もします。自己PRとして「〇〇社でのAスキルと〇〇社でのBスキルをもって貴社に~のような貢献ができる」などと具体的に記載すると、評価してもらいやすいです。

面接の際には、自分のこれまでキャリアに「一貫性」があることを強調すべきです。たとえば「将来やりたい仕事」や「自分が将来こうなりたいというイメージ」が明確であり、現職ではどうしてもそこに到達できないと判断。将来の希望を実現するには御社が適していると考えるので入社を希望します、などとわかりやすく説明すると採用担当者も納得しやすい印象です。

反対に、転職理由が行き当りばったりなケースや「人に誘われた、人に勧められた」「上司が評価してくれない」などの他責な理由では、警戒される可能性があります。

弁護士の経験年数別、転職回数の多い方が内定を取るポイント

質問者
1~2年目の弁護士と10年目以上のベテラン弁護士、それぞれ転職回数が多くても内定を獲得するポイントを教えてください。

エージェント
1~2年目の場合には、面接で今の職場に入った理由や転職理由、転職先に応募した理由、目指す将来のキャリアをきちんと説明できれば問題ないと考えます。転職理由を他人のせいにしたり受け身なだけであったりする姿勢は好ましくありません。

弁護士経験年数が10年以上のベテラン弁護士の場合、充分なスキルを持っていても「定着しないのではないか?」と判断されて書類選考すら通過しない可能性が高くなります。
スムーズに転職活動が進まなくても落ち込まず、ある程度数を当たる必要があると腹をくくりましょう。面接ではこれまでの転職理由をかなり深く聞かれるので、入念に準備が必要ですし、「これが最後の転職」であることを印象づける必要があります。

転職を繰り返さないために

質問者
転職回数が多くなると、どうしても不利になりますよね。無駄な転職を繰り返さないようにするにはどういったことに注意すればよいのでしょうか?

エージェント
実際に入社(入所)してからギャップを感じないように、事前にしっかり確認しておくことが何より重要です。給与・報酬などの条件、労働時間、業務内容、人員構成や事務所の雰囲気、人間関係などです。事前に確認しておけばミスマッチを防げて「転職回数の多い人」にならずに済みます。

転職回数が多くても転職に成功するための6つのポイント

エージェント
今までの経験上、転職回数が多くても転職活動を成功させるには、以下の6つが重要と考えています。

1転職の理由や目的を明確にする
2年収や労働時間、業務内容など、すべてがかなう職場はないので優先順位を決める
3履歴書などの書面作成、面接対策を丁寧に行う
4入社(入所)後の環境について疑問や不安、懸念があれば遠慮せずに相手先へ確認し納得しておく
5噂に振り回されない 噂は真実でないケースも多いので、自分の目で見て判断すべきです
6転職はゴールではなくスタート地点と自覚し、自分の望むキャリアを歩めるように明確なビジョンを持って進める


転職回数が多い方はどうしても周囲からネガティブ評価されるため、ご本人としても落ち込んだり諦めたりしてしまいがちだと思います。今回の内容は、そういった先生にとって非常に参考となるものではないでしょうか?転職回数が多くてもポジティブな理由づけをして能動的に転職活動を続けていきましょう。

インタビュアー

法律ライター 元弁護士

京都大学在学中に司法試験に合格、弁護士登録
勤務弁護士を経て法律事務所を設立、経営
現在は弁護士の実務経験を活かし、多数の法律メディア、法律事務所、弁護士などの法律関係者向けのメディアなどで執筆業を行う。

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