転職ノウハウ

弁護士の服装のルールは?面接時には何を着ていくべき?

目次
  • 1.弁護士の服装はスーツじゃなければいけないのか?

  • 2.法律事務所の面接時に適した服装は?

  • 3.企業への面接時に適した服装は?

  • 4.まとめ

1.弁護士の服装はスーツじゃなければいけないのか?

 ドラマや映画で見かける弁護士はスーツを着ていることが多いですが、実際の弁護士はどのような服装で仕事をしているのでしょうか?

 弁護士の服装には、決まりはありません。決まりはないものの、裁判所に出かける際にはスーツを着用することが一般的です。クライアントと打ち合わせをする際にも、マナーとしてスーツを着用します。裁判所への外出や顧客対応の予定が入っていない日は、好きな服装で仕事をすることができます。一部の法律事務所では服装の規定を設けていますが、服装のルールを定めていない事務所の方が多いようです。勤務先の事務所に規定がなければ、Tシャツやジーンズで仕事をすることも可能です。ただし、ラフな格好で仕事をしていると、急に裁判所に出かける用事ができた場合にわざわざ着替えなければいけないため、多くの弁護士はオフィスカジュアルで仕事をしています。Tシャツなどのラフな服装で出勤をする場合は、必ずロッカーにスーツを入れておき、いつ裁判所に呼ばれても迅速に対応できるように備えておきましょう。

 女性弁護士についても、服装に決まりはありません。裁判所での手続きや顧客対応の際にはスーツを着ますが、その他は自由です。男性弁護士に比べると、やや服装の自由度が高い傾向があります。かっちりとした上下セットのスーツではなく、カットソーの上にジャケットを羽織って裁判所に出かける人もいます。紺やベージュ等の地味な色合いであれば、ワンピースとジャケットを組み合わせて顧客対応をする人もいます。ノースリーブや派手なアクセサリーは信頼感を損なう恐れがあるため、裁判所や顧客対応の際には避けた方が良いでしょう。刑務所や留置場に出かける際には、事件の性質をわきまえて、華美な服装を避けることがマナーです。

2.法律事務所の面接時に適した服装は?

 弁護士や司法修習生が法律事務所の面接に呼ばれた場合、どのような服を着ていくべきでしょうか?一般的には、面接にはスーツを着ていきます。応募先事務所から「服装は自由です」と言われても、ラフな格好は避けて、スーツを着ていきましょう。リクルートスーツを準備する必要はなく、上下セットのビジネススーツであれば十分です。

 スーツが決まったら、鞄やネクタイを選びましょう。ビジネスシーンに相応しいものであれば、どのような鞄でもネクタイでも構いませんが、ベージュや黒などの落ち着いた色合いのものが無難です。面接に出かける際には、スーツやシャツにシワが無いかを入念にチェックして、鏡を見ながら髪型を整えましょう。靴や鞄に汚れが付いていないかも確認して、全体的に清潔感のある装いを心がけましょう。

 女性弁護士や女性修習生の場合も、面接にはスーツを着ていきましょう。リクルートスーツを購入する必要はありません。メイクは控えめにして、派手な印象を与えない程度のナチュラルメイクを心がけましょう。髪が長い人は一つにまとめて、清潔感を心がけましょう。前髪が長い人は、目にかからないようにピンで止めておきます。髪型の乱れには、十分気をつけましょう。家を出る前に髪を整えても、面接に向かう途中で髪が乱れるおそれがあります。必ずコンパクトミラーを携帯して、面接が始まる前に髪を整えることを忘れないようにしましょう。

3.企業への面接時に適した服装は?

 弁護士や司法修習生が企業に面接に行く場合、どのような服装をするべきでしょうか?企業の面接についても、基本はスーツです。企業によっては、オフィスカジュアルを指定することがあります。オフィスカジュアルとは、上下セットのスーツほど堅苦しくない服装を意味します。例えば、襟付きのシャツにジャケットを羽織るなど、スーツよりもややリラックスした服装を指します。ただし、「オフィスカジュアル」という定義は、企業によって若干異なりますので、どのような服装を着たら良いのか分からないという人は、転職エージェントにご相談ください。転職エージェントが応募先企業の雰囲気を検討したうえで、面接に相応しい服装についてアドバイスいたします。

面接時の服装を選ぶうえで最も大切なポイントは、「清潔感」です。企業法務の仕事では、取引先やクライアントとの交渉など、多くの場面で様々な人とのコミュニケーションが必要となります。このため、面接の場で「清潔感が無い」という印象を持たれてしまうと、評価が大幅に低くなり採用の可能性も低下します。

女性弁護士の場合も、企業の面接にはスーツを着ていきましょう。オフィスカジュアルを指定された場合は、襟付きのシャツやフォーマルなカットソーなどを着て、落ち着いた色のジャケットを羽織りましょう。パンツでもスカートでも構いませんが、スカートの場合は膝が隠れる程度の長さを選びましょう。足元は、黒やベージュなどのシンプルな色合いのものを選び、全体的な統一感を心がけます。鞄はブランドのロゴが大きく目立つものは避け、無地で落ち着いた色を選びましょう。

4.まとめ

 今回は、弁護士の服装と面接時の服装について紹介しました。法律事務所や企業の面接時の服装についてお悩みの方は、いつでも転職エージェントにご相談ください。株式会社C&Rリーガル・エージェンシー社は、弁護士専門の転職エージェントとして、法律事務所や企業への転職について総合的なサポートを行っております。法律事務所や企業の面接についてご不安な点がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。

記事提供ライター

元弁護士 ライター
東京大学卒業後、2009年に司法試験に合格。弁護士として知的財産業務、企業取引等のビジネス関連の業務を扱う。現在は海外に在住し、法律関連の執筆や講演を行う。

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