失敗しないための弁護士の転職のコツ
- INDEX
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1.弁護士の転職で失敗が起きてしまう理由
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2.弁護士が転職を失敗しないためのコツ
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3.ブラック法律事務所/企業に転職しないためのポイント
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4.まとめ
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1.弁護士の転職で失敗が起きてしまう理由
希望する転職先が見つかりにくい理由としては、表に出てくる求人の少なさ、現在の高い収入が足かせになる、転職活動の不慣れ、などが考えられます。転職できたのに満足できない理由としては、自己分析の不足、雇用条件をよく確認せずに転職を決めてしまうこと、などが考えられます。ここでは、どうすれば転職を成功させられるのか、弁護士の転職活動のコツをご紹介します。
2.弁護士が転職を失敗しないためのコツ
弁護士の収入を決するのは能力ではなく仕事です。転職先で異なる仕事をした場合には、自分の能力は変わらなくとも収入は変化することになります。転職活動の際には、転職先が求めている能力と自分の能力がマッチしているかが重要ですが、これを乗り越えても、現在の高い収入が転職の決断の妨げになってしまうこともあります。これを防ぐためのコツは、転職後の満足にも影響することですが、自分がなぜ現在の高収入を捨ててまで転職したいのか、求めるものと引き換えにどこまでの収入減を許容できるか、をじっくりと考えておくことです。
狭い弁護士業界では人伝で転職が決まることが多いため、先輩たちは総じて転職活動に不慣れです。そのため、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策、確認するべき雇用条件のポイントなど学ぶには、書籍やインターネット上の情報に頼らざるを得ません。さらに、先輩たちは企業の人事部と比較すると採用活動にも不慣れです。想像とは全く異なる面接が行われ、せっかくの対策が役に立たないということもあります。弁護士業界は特殊であると割り切ることも方法ですが、弁護士業界を得意とする転職エージェントに相談することも一つの方法となるでしょう。
■お気軽にお問い合わせください!
・「弁護士転職.jp」サイトはこちら
・転職支援サービスへの登録はこちら
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(1)転職活動のコツ
弁護士の収入を決するのは能力ではなく仕事です。転職先で異なる仕事をした場合には、自分の能力は変わらなくとも収入は変化することになります。転職活動の際には、転職先が求めている能力と自分の能力がマッチしているかが重要ですが、これを乗り越えても、現在の高い収入が転職の決断の妨げになってしまうこともあります。これを防ぐためのコツは、転職後の満足にも影響することですが、自分がなぜ現在の高収入を捨ててまで転職したいのか、求めるものと引き換えにどこまでの収入減を許容できるか、をじっくりと考えておくことです。
狭い弁護士業界では人伝で転職が決まることが多いため、先輩たちは総じて転職活動に不慣れです。そのため、履歴書や職務経歴書の書き方、面接対策、確認するべき雇用条件のポイントなど学ぶには、書籍やインターネット上の情報に頼らざるを得ません。さらに、先輩たちは企業の人事部と比較すると採用活動にも不慣れです。想像とは全く異なる面接が行われ、せっかくの対策が役に立たないということもあります。弁護士業界は特殊であると割り切ることも方法ですが、弁護士業界を得意とする転職エージェントに相談することも一つの方法となるでしょう。
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(2)転職を後悔しないためのコツ
弁護士は、仕事で契約書を添削する際には細部まで意識が及ぶのに、自分が当事者となる契約では、おいおい決めて行けばよい、相手は信用できるから、と大雑把な取り決めをしてしまいがちです。本来であれば、転職1年目の収入の金額だけでなく、給与体系、昇給基準、昇進・昇格の条件、業務分野・取扱分野と自分の担当分野、組織体制と自分が任される業務の内容、クライアントの属性、集客手段、個人受任の可否と条件、想定される勤務時間、テレワークの可否、転勤の可能性など、確認すべきことはいくらでもあります。とはいえ、面接では自分がどれだけ転職先に貢献できるかが問われるので、自分の待遇ばかり質問することはできません。また、自分にとっての確認事項の優先順位を決めることも、転職活動に慣れていなければ難しいでしょう。そのため、自分だけで考えるのではなく、転職経験がある先輩や友人に相談することが大切です。先輩や友人への相談が難しい場合には、転職エージェントへの相談も考えられます。転職エージェントは求人を獲得する際に雇用条件を確認していますし、転職エージェントを介せば聞きづらいことも聞くことができます。
3.ブラック法律事務所/企業に転職しないためのポイント
転職を考えている先がブラックな法律事務所/企業であるかどうかを見抜くためには、短期間で退職した人の有無や口コミ・評判を確認することが考えられます。これらの確認は難しいのですが、ブラックであればあるほど人の出入りは多くなるので、なんらかの情報が得られる可能性も高くなるでしょう。
最も確実な対策は、内定をもらっても転職を焦らず、雇用条件の細部をしっかり確認していくことです。ブラック法律事務所/企業であれば面倒だから採用しないという方向に傾くでしょうし、ホワイトならば嫌な顔をせずに確認に応じてくれるはずです。転職エージェントを利用している場合、この確認作業は大きく楽になります。
4.まとめ
記事提供ライター
大学院で経営学を専攻した後、法科大学院を経て司法試験合格。勤務弁護士、国会議員秘書、インハウスを経て、現在は東京都内で独立開業。一般民事、刑事、労働から知財、M&Aまで幅広い事件の取り扱い経験がある。弁護士会の多重会務者でもある。